MCCP for Kids and Teachers

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MCCP for Kids and Teachersについて

ミュージアム・コミュニケーション・チャンネル・プロジェクト(MCCP)は、慶應義塾大学DMC機構が独自の動画配信プラットフォーム"VOLUMEONE"を使って、美術館・博物館、水族館、動物園、植物園などとのコラボレーションを通じ、映像による教育コンテンツを創造、流通させる実証実験です。MCCP for Kids and Teachersは、美術館・博物館、そして"VOLUMEONE"が理想の観客として想定している小学校から高校までのKidsからTeensまでを対象とする、MCCPの姉妹プロジェクトです。

このプロジェクトの第一の目的は、美術館や博物館とのコラボレーションの中で動画配信による教育コンテンツを制作してVOLUMEONE上で配信し、それを小学校から高校までの先生方の指導のもと、生徒諸君に見てもらって、どんなところが面白いか、どういう工夫が必要かといったフィードバックのための議論をしてもらうことです。同時に、映像にもとづいた物語をつくってクリエイティヴ・ライティングの楽しさを経験したり、自分たち自身でも映像作品を作ってみようという気持ちを持ってもらえたら幸いです。

たとえば、自分たちの学校のある町から上野の国立科学博物館への行き方をヴィデオで記録して「道案内」情報として配信したり、その途中にある美味しいケーキ屋さんの紹介なども「科博関連情報」として検索できるようにすれば、次の週末、上野方面へ行こうと考えている人たちの役に立つかも知れません。

MCCP for Kids and Teachersでは、こうした先生と生徒たちの目線による情報と美術館や博物館の情報を結びつけることで、社会教育施設としての美術館・博物館情報の属性(パブリック・ドメイン)について考え、これらを発展させるためにどう市民がかかわることができるのか、実証的に考察してゆきたいと考えています。それが美術館・博物館という社会的文脈の中でのWeb2.0を考えるきっかけになるのではないでしょうか。社会教育施設の情報デザインはもはや一方向の時代ではなく、美術館・博物館は利用者の皆さんの参加を必要としているのです。

VOLUMEONEとは

Museum Communication Channel Project(MCCP)、および、MCCP for Kids and Teachersでは、慶大DMC機構が開発し、独自に運用する動画配信プラットフォーム"VOLUMEONE"を使って様々な実証実験を行います。

VOLUMEONE初のプロトタイプ、現在のVOLUMEZEROは、昨年2006年の5月10日に公開されました。その後、「マルチ・チャンネル・プレゼンテーション」様式から現在の「カテゴリー」と「タグ検索」によるプレゼンテーション、さらにポッド・キャスティングとニュース配信などの機能を加えた現在のVOLUMEONEが同年10月23日に改めてリリースされました。11月にはアジアのインディーズ映画を中心にした上映プログラムで評価の高い東京FILMeX国際映画祭のトレイラー、監督インタヴューを配信するコラボレーションを行い、本年も引き続き協力関係を維持し、様々な実験を行う予定です。

*クリックすると大きい画像でご覧いただけます

"VOLUMEONE"と"VOLUMEZERO"のサイトをご覧になるには、サイドバーのリンクからどうぞ。

VOUMEONEを使いこなすために

"VOLUMEONE"に蓄積されている動画を使いこなすためには、まず、「動画」とはどんなものかを理解して、親しむことから始めましょう。"VOLUMEONE"にアップロードされているファイルはMP4標準なので、静止画像によるスライド・ショーに音声をつけたものもあります。しかし、動画は、また、スライド・ショーとは異なる、ダイナミックな演出を楽しむことも可能です。

美術館や博物館と一緒にコラボレーションをしていただく学校の生徒さんたちには、実際、自分で作った映像作品を「美術館関連情報」としてアップロードして配信するチャンスもあるのです。そのためには、まず、ヴィデオ、あるいは、SDカード式デジタルカメラで動画ファイルの記録が可能なカメラを使って、身の回りの題材を撮影してみましょう。

映像を撮ってみる

動画のコンテンツ配信をするためには、まず、楽しいヴィデオ作品を自分で撮影してみましょう。友だちや家族に手伝ってもらって、自分の気に入ったオモチャや好きな食べ物の紹介、あるいはペットを主人公にしたストーリーを作ってみるのはどうかな? 短くてもいいから、みんなに見てもらいたい作品を撮って、その作品を公開して、みんなで感想を話してみましょう。もし、音楽を作るのが好きな兄弟や友だちがいたら、ガラージバンドなどで音楽もつけてみましょう。ここでは、ポメラニアンの瑠斐(るい)くんが音楽に合わせて踊る姿と、大好きなお茶のペットボトルをじっと見つめる姿をご紹介しましょう。


ポメラニアンの瑠斐くん(♂ もうすぐ2歳)

ペットを主人公に物語を作る I

初めての端午の節句で金太郎さんを作ってもらって、ラテン・ミュージックに合わせて踊る瑠斐くんの姿。上手に立って歩きます。


ペットを主人公に物語を作る II

初めてのハロウィーンで、瑠斐くんはドラキュラに扮してみました。こんな短い映像でも、ちょっとした効果音があればじゅうぶん楽しめます。